2012年5月2日水曜日

エルサレム



エルサレムは有名な町だ。

世界三大宗教の聖地であるのはそのとおりで、この町の存在が歴史にどれだけの影響を与えたことだろう。

私は2001年、思い立って行ってみた。
もちろん保険を掛けて、書き置きをした。

トルコ航空でイスタンブールに入り、次の日、エルサレムへ入った。

入館ではウージーを構えた若い女性係官が
「イスラエルに何の用できたのか」と聞いたので、
「 I want to see old architecture . 」とかなんとか行ったらあっさり通してくれた。

そのころ自爆テロでバスが爆発したりしていたので、
乗合タクシーで市内に向かった。

エルサレム旧市街には、やはり歴史があった。
遺跡が南宋にも堆積しているかのような街である。

Seven Archesというホテルは高いのにがっかりだった。
市内の安宿のほうが安心できた。

ユダヤ人の若い母親と子供が歩いている。
一見のどかだ。だがここには緊張がある。

イスラムの人に「マサダ砦を見に行かないか。ガイドするよ」といってくれたが、
こちらは一人だし怖いので遠慮した。

まだインターネットがネットカフェでくらいしか使えなかった時代である。
ヘブライ語の文字ばかりで、何が書いてあるかは分からなかった。

バスターミナルでは若い男女の兵士たちが、バスを待っていた。
みな自動小銃を持っている。
日本の学生は子供なのに、この人達の青春はなんとシリアスなのだろう。だがその分
生きていることのありがたさを感じるのかもしれない。

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